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送り火を 山焼きと呼ぶ 人が増え [コラム]

 この数年、京都観光が関東地方を中心にブームなのだとか。


 学生時代に京都の大学に通っているわけでもないのに、過去の遺物を探しに歩き回った私としては、観光でもいろいろな発見があればいいなぁ・・・と思っているのですが、少し気になる事象が。


 それはブログなどで数年前からみられる表記。。。「五山の山焼き」「大文字山焼き」などのいわゆる「山焼き」という表記をされる方が多いのです。


 しかし、「山焼き」ではないのです。「送り火」なのです。


 「山焼き」とは奈良の若草山などで春先にするもので、枯れ草に火をつけて燃やして新芽の発芽を促す行事です。「送り火」はお盆に帰省された先祖の御霊(魂)を再びあの世に送り出す時に燃やす火で、枯れ草に火をつけるのではなく、本来は杭に松明をつけていたもので、現在は井桁に薪を組んで点火している。


 ゆえに、「山焼き」と「送り火」は全く違うものなのですが、誤解されている方が多いように思います。
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yukikaze

皆様、nice!ありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。
by yukikaze (2013-07-09 09:36) 

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