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傲慢不遜に遁走する小沢一郎 [政治]

今日、各党により代表質問が行われた。注目は民主党代表の小沢一郎が先日の麻生首相の問いかけにどう答えるかだった。しかし、小沢一郎は一国の宰相の問いかけに対して、傲岸不遜にも無視し、自らの所信表明を演じて見せた。

結局、首相からの問いかけから逃げたということだ。これがこの男の正体だろう。今までもそうだった。有利であれば傲岸不遜な態度で偉ぶり、不利であれば遁走して雲隠れする。今回もその通りだった。こんな男に、政権を託せるだろうか。

都合が悪くなれば姿を消して雲隠れするのが落ちだ。そして、質問にも答えないだろう。

そして、語られた民主党の政策はビジョンこそ示されたが、財源は抽象論のままだった。これでは政権担当能力を示したと語る民主党幹部の自信とは裏腹に国民は不安を深めただけだ。正確な財源論が必要だが、政権を担当していない以上、明確な数字が出せるわけもなく、出せないなら、あえて数字を羅列する必要はなく、年限などを明示するだけでよかったのではないか。あやふやな数字が羅列しているほうが信ぴょう性に欠けるのではないか。

また、「直ちに野党に政権を渡し、総選挙を行うのが筋道だ」という言葉の意味は何か。選挙管理内閣は民主党に任せてくれということなのか?それとも、総選挙での民意はあえて後回しで、とりあえず、政権交代という名分だけでも得たいということなのか。政権交代は政党間で交渉してやり取りするものではない。選挙を経ない政権交代など意味はない。選挙の結果、民意を反映しての政権交代こそが憲政の常道、民主主義国家の基本概念だ。それすらも理解し得ないのでは民主党にはやはり、民主主義への理解はなく、政党名の改名が求められる。昔のように、新進党か新生党に改名すれば、民主主義を理解していなくても批判は軽減されるはずだ。看板だけを安易に決めるとこういう結果になるという見本だ。

政権選択は、あくまでも総選挙の結果で決まるものであり、それは国民が審判を下すものであって、民主党が下すものではない。民主党幹事長の鳩山由紀夫氏も安易に、記者会見で、自説を唱えるときに、「国民は・・・」という枕詞のようなものをつけるが、それもやめたほうが良い。民主党の支持率は30パーセントにすら達していない。まして、世の中に、個人の見解が全国民の賛同を得られることなどあり得ない以上、自説を唱えるときは、「個人的には・・・」「私的見解として・・・」「・・・と私は考える」が正しく、政党内で合意を得られている場合は、「・・・と民主党は考える」「民主党としては・・・・と考える」などの正しい日本語を使うべきだ。それはすべての政党に言えることだが。

とはいえ、この代表質問で見えたのは、民主党の政権奪取への怪気炎と、小沢一郎の傲岸不遜と逃避癖、そして、政権担当能力の欠如だったように私は感じた。マスメディアでは「民主党万歳」と、北朝鮮の朝鮮中央放送のような論説が流されているが、国民はどう判断するのか。小泉旋風に酔い痴れたことを反省して、マスメディアに煽られずに冷静に判断するのか。またもや、マスメディアの煽動に乗るのか。それは麻生首相が解散を決断したのちに行われる総選挙で判明するだろう。


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yukikaze

yumurayam様、神楽様、flutist様、みかんママ様、たね様、niceありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
by yukikaze (2008-10-06 13:45) 

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