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モンスターペアレントと日教組 [教育]

昨今、よく聞かれるようになり、ドラマのタイトルにもなった「モンスターペアレント」だが、いわゆる「モンスターペアレント」の登場の背景に何があるのか。それは研究者によって異なる意見があるだろう。

私は今回、中山前国交相が問題視し、敵視した「日教組」との関係で考えてみようと思う。

モンスターペアレントの多くが、日教組全盛時代に学校教育を受けた世代であるという事実をどう考えるかということから始めたい。私は日教組全盛時代が過ぎた時代に学校教育を受けたが、小学校にはまだ、日教組の教員が2割程度はいた。それは地域では極端に少ない数であったようで、隣の小学校では、半数が日教組の教員であったという。全盛期を過ぎてもその影響力は絶大で、他の小学校の教員と連携しているケースも多かったように感じた。

そして、日教組の教員が好むのが、「にんげん」という科目だ。これは一応は「道徳」という科目とされているのだが、内容は「部落解放運動」や「階級史観」が主な内容だった。これらの授業の中で、クラスの親の職業などによって、階級を定め、自営業や管理職や、いわゆる富裕層にはいるような職業の親をもつ児童や生徒を「悪い種子」「悪人の子」というレッテルを貼り、工場などの作業員や平社員などの親を持つ児童や生徒は「善良な人民の子」などというレッテルを貼り、クラス内に階級闘争を起こしていた教員もいた。

また、私が実体験としてみたのは、クラスを親の職業によって「よい子」「悪い子」「普通の子」と分けて、掃除やいろいろな雑用は「悪い子」が担当し、「よい子」は一切の雑用はしないという制度をクラスで定めていた例だ。隣のクラスだったが、すぐに問題になったが、一年ほどその状態が続いた。私の友人は、親が町工場の経営者だというので、「悪い子」とされて、毎日、掃除をさせられていたのを覚えている。

私自身も、父親が自営業者であったので、学年の異なる日教組の教員に捕まえられて、その教員の担任のクラスで謝罪させらてた事があった。謝罪の理由は、「大きな家に住むほど父親が悪いことをしているから代わりに謝ります」というものだった。そんな経験をした児童は私の周囲に相当数いた。それが日教組が推し進めた教育だった。

私の周囲だけでなく、私より上の世代になるとそういう経験者はもっと増える。全校生徒の前で朝礼の時に「反省文」を読まされたという体験談を聞いたこともある。父親が中企業の社長だったからだという。そういう教育を正しいとして推進してきた日教組が日本の教育の癌だという発言はある意味では正論だ。

そして、それらの教育を受けた世代が、学校教育に対して基本的に懐疑的であり批判的であることは致し方ない。そして、現在の教育現場には能力のある教員は少ない。もともと、少なかったのだろうかが、保護者の目が向くようになった。その理由は、親世代が受けた日教組全盛およびその影響下の時代を過ごし、教育現場に対して批判的であるからだろう。

モンスターペアレントが誕生した背景には、そういう日教組の存在というものがあるのではないか。


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yukikaze

神楽様、flutist様、niceありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
by yukikaze (2008-10-06 13:43) 

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