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清原和博、現役にピリオド [スポーツ]

新人王以外のタイトルを獲得することなく、無冠の帝王のまま、現役生活にピリオドを打った。

甲子園を沸かせた高校球児時代から、西武、巨人、オリックスと渡り歩いた。西武では輝きを放ったスラッガーも巨人では辛酸を舐めた。成績を残しても罵声を浴び続けた巨人時代。そして、仰木彬氏の招聘で故郷、大阪に戻りオリックスでプレーしたが満身創痍の体では思うような結果が出せず、甲子園でともに活躍した桑田真澄投手の引退などもあり、自ら引退を決断した。

無冠の帝王といわれながらも、2000本安打・500本塁打・1500打点を達成した選手はわずかに王貞治、野村克也、門田博光、張本勲、落合博満と清原しかいない。

プロ通算成績は、7814打数2122安打、打率2割7分2厘、525本塁打、1530打点。サヨナラ本塁打(12本)とオールスター最多打点(34点)の記録を残した。

偉大な無冠の帝王、番長にプロ野球ファンの多くが惜しみない拍手と涙を流した。

プロ野球で一時代を築いたK・K時代は主役の二人の引退で幕を閉じた。同じ世代の金本・工藤の残されたK・Kの寂しそうな姿が印象的だったが、二人にはまだまだ頑張ってプロ野球を盛り上げてほしいものだ。

清原選手は喜怒哀楽を素直に表現する人間味のある求道者だったと私は思う。苦難に向き合い逃げることなく、勝負師として生き抜いた花のある選手の引退に一抹の寂しさを感じながら、指導者としての清原和博の活躍に期待したいと思う。

感慨無量。その一言に尽きる。


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sirokuma

そう!ほんとは自分の事をわい!じゃなく僕と呼ぶ、暖かい人なのです。
岸和田出身ですが、だんじりよりもバットを振っていた、真面目な野球少年なのです。
野球界から偉大な人がまた一人無くなりますね...。
by sirokuma (2008-10-03 11:58) 

yukikaze

flutist様、神楽様、sirokuma様、niceありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

sirokuma様、コメントありがとうございます。見かけはやんちゃですが、心のまっすぐなスポーツマンだったと私は思っています。いろいろ批判はありましたが、真剣に野球に取り組む姿は大阪の誇りだと思います。
by yukikaze (2008-10-06 13:52) 

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